企業内で環境や生物多様性に関する勉強会を行う際に、どのような内容で勉強会をするか困ることはありませんか?
我々サイエンスグルーヴは九州大学・東京都立大学発のベンチャー企業として、大学研究をもとに開発した生態系シミュレーター Virtual ECOSYSTEMを使った教育活動を開始し、多様な主体への環境教育を働きかけています。
サイエンスグルーヴは、現役の生態学研究者が生態系シミュレータを用いて生物多様性の基礎を学ぶ体験型の講座を提供します。
大学名は各大学の許可を得て使用しています。
2022年12月、モントリオールで開催されたCOP15において、地球の30%以上の保全を目指す「30by30」などを含む新しい「2030年までの新たな国際目標」が採択されました。
この前提となっているのがネイチャーポジティブという概念です。ネイチャーポジティブとは、生物多様性の毀損を止めて反転させ、自然を回復軌道に乗せることを意味しています。
このネイチャーポジティブという概念を理解する上で重要となるのが、以下3点に対する理解です。
(1)そもそもなぜ生物多様性が人間にとって重要なのか?
(2)人間が地球環境に対してどのような影響を及ぼしているのか?
(3)生物多様性を回復するにはどのようなアクションが必要なのか?
上記の3点についてそれぞれ理解することなく、SDGsはただの販促のためのポージングであるという誤った理解を抱いている人もいます。
サイエンスグルーヴのセミナーでは、上記3点について各ステップごとの解説と体感的に理解しやすいシミュレーターの併用によって、国際社会が目指す「目標」の理解を深める機会を提供します。
第一線の研究者が社会人向けに Virtual ECOSYSTEM を用いて演習&解説講義を行います。
また企業の業種に応じた講義内容のカスタマイズや、大学での生態系に関する「研究」に最新の研究テーマなど、要望に応じてアレンジメント可能です。
セミナーの全体像を提示し、導入として地球環境が現在晒されている変化について簡単に解説します。
陽樹・陰樹の概念を理解し、森林の形成過程について一定のパターンがあることの理解を目指します。
多様性とは何か、どのように維持されるのかについて解説します。生態系の維持のためには環境が常に同じ状態であるよりも、むしろ撹乱と呼ばれる非恒常的事象が重要な意味を持っていることを理解します。
炭素固定の概念について解説します。人類が排出する二酸化炭素と森林が光合成により固定化する炭素の非均衡性について理解し、地球環境問題に対する定量的な理解を目指します。
これまでの学習内容を振り返り、また実際の地球で起こっている事象は総合に関連していることを解説します。
※講師・参加者や参加者間でコミュニケーションを取りながら進行
Virtual ECOSYSTEM は高等学校の教科書に記載されている科学的なモデルを「仮想生態系」の中で再現し、一種のゲーム感覚で生態系を学習することができるシステムです。
生態学分野は生物学においてもっとも大きなスケールを扱うため、実験などの実践的教育が難しい分野と言われてきました。そこで、わたしたちサイエンスグルーヴは、シミュレーションを活用することで、室内に居ながらにして、長期間かけて進行する植生変化を体験できる実験を提案しています。
これまでサイエンスグルーヴは、各教育機関と連携し、経済産業省の「未来の教室」事業その他の活動を通して Virtual ECOSYSTEM を用いた授業が中学・高等学校を中心とする教育機関のみなさまと協力して実証実験を重ねてきました。
2023年より、私たちサイエンスグルーヴは、企業のCSR活動等にもこの教育ツールを役立てていただくべく、企業向けセミナーを展開いたします。
普段サステナブル教育に対して積極的ではない社会人でも、関心を持ってシミュレーションをプレイすることができる
シミュレーション内のスコアを向上させるために、他のセミナー参加者とコミュニケーションを取りながら、問題解決に向けて協力して進めることができる
シミュレーションの中でより高いスコアを達成するために試行錯誤することにより、生態系に対する理解を育むことができる
生態系に対する知識があることで、シミュレーション内で有利な行動を行うことができる
取締役 / Chief Operating Officer / Virtual ECOSYSTEM Project Leader
東京都立大学理学研究科助教。
2013年、九州大学大学院システム生命科学府一貫制博士課程修了。博士(理学)。日本学術振興会特別研究員、京都大学ウイルス・再生医科学研究所の博士研究員を経て、2018年4月より東京都立大学理学研究科助教。現在、日本学術振興会海外特別研究員として
Department of Animal and Plant Sciences, University of Sheffield
に滞在。生命の起源とそのロジックを探る進化生態学を専門とする。植物や動物、菌類の生活史戦略や種間相互作用に関して最適化や進化ゲーム理論を用いた研究を展開している。
テーマ | 生物多様性・ネイチャーポジティブ |
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主な受講対象者 | 社会人(業種等は問いません) |
場所 |
受講者の所属する組織施設内またはリモート ※シミュレーションのためには受講者が使用できるスマートフォンまたはPCが必要です。 |
参考価格 |
15万円〜 ※ 時間・人数により変化します。詳細はお問い合わせください |
内容 |
第一線の研究者が社会人向けに Virtual ECOSYSTEM
を用いて演習&解説講義を行います。 また企業の業種に応じた講義内容のカスタマイズや、大学での生態系に関する「研究」に最新の研究テーマなど、要望に応じてアレンジメント可能です。 |
サイエンスグルーヴについての詳しい情報はサイトをご参照ください。
Virtual ECOSYSTEM を使った講義に…